ベビーサインの基礎知識

ベビーサインとは・・・

まだ話せるようになる前の赤ちゃんと手話やジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる育児法です

メリットが   いっぱい

育児がより楽しくなる
赤ちゃんは自分の欲求を泣いたりぐずったりしてわかってもらおうとします。でもベビーサインを使えるようになると、泣かなくても、ぐずらなくても、ママやパパに気持ちをわかってもらえるようになります。
赤ちゃんはとってもうれしくなり、ママやパパも「どうしたらいいのかわからない」というフラストレーションが減って、育児がより楽しくなります
 
 
親子の絆が深まる
ベビーサインをしている赤ちゃんの姿は本当にいとおしく気持ちがわかった、笑えたというエピソードがとても多くなります。イライラがたくさんの笑顔に変わる素敵な育児法です。
 
 
赤ちゃんの健康と安全に役立つ
【痛い】のサインを教えると、周囲の大人が気づいてあげれない痛みを赤ちゃんから教えてくれるようになります。また、【熱い】【危ない】などのサインは危険防止に役立ちます。
 
 
話し言葉の習得に好影響がある
カリフォルニア大学でのベビーサインについての研究では、ベビーサインをしていた子は、そうでなかった子に比べると、言語の分野においてのIQスコアが高かった、という結果が確認されています。おしゃべりできる前からたくさんの概念を理解しているので、語彙が豊富になり、さらにその語彙を会話の中で使いこなす力が育つからです。とってもおしゃべりさんが多いのがベビーサイナーの特徴です。

ベビーサインの歴史

■ベビーサインはアメリカで生まれ、研究されてきたことはご存知の方も多いはず。

「ベビーサイン」という名前は、カリフォルニア大学デイビス校名誉教授のリンダ・アクレドロ博士と、カリフォルニア州立大学スタニスラウス校名誉教授であるスーザン・グッドウィン博士が作ったものです。リンダの1歳になる娘がジェスチャーを使ってコミュニケーションをしていることに気付いたことからベビーサインのすべては始まりました。

■ふたりの博士は、アメリカベビーサイン社と、その研究機関であるベビーサイン・インスティテュートの創設者でもあります。ベビーサイン育児はふたりの博士の努力によって1990年代半ばからアメリカを中心に広がりはじめ、現在では世界の多くの国で実践されています。
 

日本におけるベビーサイン

■日本では2000年、当協会の理事長である吉中みちるが長男を出産後に実践し、その体験を夫と一緒に「親子で楽しむベビーサイン」という書籍にしたのきっかけに、広く知られるようになりました。
この本は、日本人が書いた初めてのベビーサイン本として、また、日本手話を用いたベビーサインを紹介した初めての書籍として、注目を集めました。


一般社団法人日本ベビーサイン協会はベビーサインをお伝えしている日本で唯一の団体です。